落書きだらけの壁の横で眠る失業者(Photo by FREDERIC J. BROWN/AFP via Getty Images)
寝そべるしかない」

中国の新卒生、過半数が卒業と同時に失業のリスク

中国経済が長期にわたる低迷を続ける中、新卒の大学生が直面する就職市場はさらに厳しくなっている。研究によると、2024年には、卒業生の半数以上が卒業と同時に失業のリスクがあると指摘されている。中国の大学は6月に卒業式を迎える。

中国の主要な求人サイト「智聯招聘」が5月に発表した「2024年大学生の就職状況調査報告」によると、4月中旬の時点で、卒業生の48%のみが非公式ながら仮の内定を獲得しているだけであり、前年と比較しても就職状況は悪化している。

米国の経済学者黃大衛氏は、「中国の就職市場は極めて厳しい状況にあり、企業の利益率は低下し続け、輸出は低迷し、国内消費、投資、不動産市場も同様に苦境に立たされている。これらの状況が重なり、大学生の就職難は一層深刻化している」と分析。

▶ 続きを読む
関連記事
南京大学数学学院の元学院長が「もうやりたくない」として辞任。研究者が管理職を離れる背景には、研究時間を圧迫し成果に直結しにくい行政業務の重い負担がある
中国・深センの智博通電子が製造する20機種以上のルーターに、バックドアが組み込まれていたことが判明。35秒ごとに中国で登録されたドメインと通信し、遠隔操作や同一ネットワーク内の機器へのアクセスに悪用される恐れがある
中国で遺言書を作る若者が急増。30歳未満の作成者は前年比42.3%増、平均年齢も13年連続で低下している。友人の事故を機に公証処を訪れる若者や、ゲームアカウントの相続を望む人など、財産分与だけでなく思いや人生の記録を託す新しい遺言のあり方が広がる
6月末から約5週間で中国8省・自治区にマグニチュード3以上の地震が102回発生。うちM5以上は8回で7月に集中し、前年の年間回数を既に上回った
中国EV市場で開発期間を大幅短縮した「速成車」が急増。試験工程の省略により安全性への懸念が拡大している。過当競争が背景にあり、その影響は日本市場やメーカーにも波及する可能性がある