労東燕教授(新唐人テレビのスクリーンショット)

清華大学教授が中共のインターネット認証制度に反対 

清華大学の法学教授、労東燕氏が中共(中国共産党)のインターネット認証制度に異を唱えたことで、政府からネット上の攻撃を受けている。中共は内部で労教授を「反逆者」と決めつけ、非難する内容をネット上に広めるよう関係者に指示を出し、多くのネットユーザーがこれを「ネット版文化大革命」と称して、衝撃を受けている。

8月6日には、労教授が自らの微博で「以前からネット上での攻撃は経験していたが、それは単なるネット工作員の行為に過ぎなかった。しかし今回、政府が、組織的に私への批判キャンペーンを展開したのは初めてで、私の考え方に大きな影響を与えた。これは、中共の公に意見を募る提案にも関わらず、私がネット認証制度に反対の立場を表明したためだ」と述べ、自身の立場を明らかにした。

その投稿は直ちに削除された。

▶ 続きを読む
関連記事
北京で「ゴキブリ粉ラテ」が登場し、中国SNSが大騒ぎ。粉末と言いながら「生きていたころの姿そのまま」の外殻や幼虫をポンポン盛る強烈トッピング。
庶民の現実を映しただけで「社会分裂を煽った」と断罪された中国の人気配信者・戸晨風。官製メディアの名指し批判で、彼は完全に封殺された。ネットでは「彼の罪は何?」という怒りが渦巻いている。
台湾総統府が、高市早苗首相の「台湾有事」を巡る発言に対する中国の一連の反応を「日本への脅しは地域の安定を脅かす」と強く批判したことで、インド太平洋地域の緊張が高まっている
家族が海外に住むだけで高官は左遷対象。家族の帰国拒否が「罪」とされる中国。忠誠を家庭単位で査定する異常な統制が、官僚社会を覆っている
中国で「安心で安全」と宣伝された政府主導の投資センターが突然破綻し、返金ゼロのまま。生活資金を失った住民が抗議すると、警察が大量投入され連行や負傷者まで出ている