2022年12月31日、ロストフ・オン・ドンの南部軍管区司令部で、国民に新年の辞を述べるポーズをとるロシアのプーチン大統領 (Photo by MIKHAIL KLIMENTYEV/SPUTNIK/AFP via Getty Images)

ウクライナ軍のロシアへの反攻が2週目

ウクライナ軍のロシアに対する反攻が2週目に突入し、ロシア西部のウクライナ国境沿いに位置するベルゴロド州が8月14日に非常事態宣言をした。その一方で、ウクライナ軍は以前に攻め込んだクルスク地方で、さらに多くのロシア兵を捕虜にした。

ウクライナのニュースチャンネルが14日に放映した映像では、ウクライナ兵がロシア国境近くの小さな町の建物の屋根からロシアの国旗を降ろす様子が映し出され、そこには道路に放置されたロシアの軍用車両が破壊され、炎上している様子も映されていた。ウクライナ兵が地元の住民に必要な生活用品を配っている姿も確認できる。ウクライナ側は14日に、ウクライナ軍がロシア領内での攻勢を強め、100人以上のロシア兵を捕虜にしたと報告した。

このウクライナ軍の反攻にロシアはこれまでに約20万人の住民を避難させ、国境に近いベルゴロド州も14日に非常事態を宣言した。

▶ 続きを読む
関連記事
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている
中国欧州連合商工会議所(EU商工会議所・中国)が1日に発表した調査で、中国共産党政権による輸出規制が欧州企業の調達戦略に影響を与え、中国依存からの分散を進める動きを促していることがわかった。影響はサプライチェーンや納期、収益にも及んでいるという
これはウクライナ戦争終結を目的とする28項目の草案に対する、ロシア指導者として初めての公式な反応である。
EU(欧州連合)のステファン・セジョルネ高官が最近、警告を発した。中国共産党(中共)が世界のレアアース供給をほ […]