(shutterstock)

高齢者の目的意識の低下は認知症の初期症状かもしれない=研究

新たな研究によると、中等度の認知障害と診断される数年前から、高齢者は目的意識の低下や個人的な成長に対する悲観的な気持ちを経験する可能性があることが分かりました。

この研究の対象者は、シカゴのラッシュ大学で1997年に開始された長期プロジェクト「ラッシュ記憶と加齢プロジェクト」の一環として参加しており、アルツハイマー病の発症に関わる遺伝的および環境的要因を特定することを目的としています。

このプロジェクトのデータは、の摂取が認知症リスクに与える影響や、高齢者における孤独感と身体活動の関係を調査するなど、300以上の研究で使用されています。

▶ 続きを読む
関連記事
毎日のリンゴが脳卒中予防や腸活にまで役立つって本当? 皮ごと食べるコツから保存法、子ども向けレシピまで、知れば今日から習慣にしたくなる“リンゴの健康力”を分かりやすく紹介します。
週2回の筋トレで、記憶力や神経ネットワークが改善します。脳の老化を遅らせ、海馬の萎縮を防ぐ可能性も。体を鍛えることは、実は「脳を鍛える」ことでもあるのです。
高血圧は「沈黙のキラー」と呼ばれ、脳の血流をじわじわと蝕みます。食事・運動・呼吸の3習慣を整えることが、記憶を守る最良の防御策です。
炭酸飲料などに使われる“あの保存料”が、アルツハイマー病の記憶障害を改善する可能性が。身近な成分が、脳の未来を変えるかもしれません。
高脂肪のジャンクフードは、体重の増加よりも先に脳に影響を与えます。わずか4日で記憶をつかさどる海馬の神経が乱れ、記憶力の低下が始まることが最新研究で判明しました。