2019年1月16日、第101空降師がサハム火力支援基地で任務を遂行中、M777A2砲を発射している様子。 (U.S. Army Photo by SPC. Gyasi Thomasson)

米国とイラク 連合軍の段階的撤退に合意 2026年までの軍事・安全保障移行計画

アメリカとイラクは、連合軍の段階的撤退に向けた二段階の過渡計画に合意した。この計画により、2026年末までに、米軍はイラクから撤退し、両国間での「イスラム国」対策に関する軍事協力も全面的に見直す予定である。

約10年前、イスラム国はシリアとイラク北部の広範な地域を占拠し、多くの暴力行為を行った。この事態を受けて、イラク政府の要請に基づき、米軍を中心とする30か国以上から成る国際連合平和維持軍(PKO)が結成された。

2017年と2019年に、この連合軍はイラクとシリアでISISを打倒した。しかし、ISISは依然として再興を図り、アフガニスタンやアフリカで勢力を拡大しようとしているが、その勢力は以前と比べて著しく衰えている。一方、アメリカの官僚は、イラクの安全保障体制が大幅に強化されたと評価している。

▶ 続きを読む
関連記事
ロシア製攻撃ヘリ「Mi-28NE」の受領により軍備を増強するイラン。国内外で緊張が高まっており、対米関係の悪化や国内での大規模な反政府デモ、人権問題が深刻化している
トランプ大統領がイランへの軍事攻撃を検討する中、米空母打撃群が中東に到着した。対するイランは1千機の新型ドローンを配備。安価な大量の無人機による「飽和攻撃」が米艦隊の脅威となる緊迫の情勢を追う
イラン政権が1979年以来の脆弱な局面を迎えている。国内で続く抗議デモへの武力弾圧が激化する中、米軍は空母打撃群を中東に派遣。トランプ大統領が交渉の可能性に触れる一方、即応体制による軍事的緊張も高まる
米国海軍の空母「エイブラハム・リンカーン」打撃群が、1月25日夜に中東地域に到着した。一方で、イランの最高指導者ハメネイ師が緊急にテヘランの地下シェルターへ避難したとの情報もある
イラン当局による抗議デモ弾圧をめぐり、中国共産党政権が通信遮断技術を提供したとの疑惑が浮上している。ロシアの軍事専門家は、中共製装備がネットや通信端末を封鎖・追跡し、治安部隊の鎮圧を支援した可能性を指摘している