元記者が豪国会で証言 中共監獄に多数の外国人
オーストラリアの上院は現在、海外でのオーストラリア市民の不当拘束事件について調査を行っている。9月26日、元英国の記者でありビジネスマンのピーター・ハンフリー氏は、中共当局(中国共産党)に拘留された自身の経験を共有し、オーストラリア政府に対して、中共がオーストラリア市民を恣意的に拘束する行為に対する制裁を求めた。
オーストラリアの上院は、外国によるオーストラリア市民の不当拘束事件に関する調査を進めている。9月26日、中国と50年の関係を持つハンフリー氏が、中共政権による不当拘束の経験について証言した。
ハンフリー氏と妻は、中国で小規模なリスクコンサルティング会社「中慧」(ChinaWhys)を運営していた。2013年、ハンフリー氏はイギリスの製薬大手グラクソ・スミスクラインに雇われ、解雇された従業員の調査を担当した。しかし、その後すぐに中共の警察に逮捕され、夫妻は中国市民の個人情報を不法に取得したとして告発された。2014年、ハンフリー氏は2年半の懲役刑を言い渡され、その後減刑され、2015年に中共から国外追放された。
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