中国の経済は依然として低迷しており、外部からはその回復が期待できないと感じられている。このため、世界中の大手企業は価格やコストを削減し、中国での事業を縮小し始めている。(ADEK BERRY/AFP)
リッチな象徴であるブランドが逃げてゆく中国市場

外資系企業が中国での事業を縮小 中国経済の回復見通しが立たない

中国経済が低迷を続ける中、世界中の大手企業は中国での事業を縮小し、価格を引き下げる動きを見せている。中国政府が景気刺激策を講じても、経済回復の兆しは見えない。

ロイター通信によると、エルメス、ロレアル、コカ・コーラ、ユナイテッド航空、ユニリーバ、メルセデスなどの大手企業は、中国の経済状況について言及している。不動産危機の継続や若年層の高い失業率が影響し、中国の消費者は支出を抑制していると見ている。

一部の企業は、既に中国戦略の見直しに着手していて、フランスの炭素グラファイト製造会社Mersenは、地元企業との競争が厳しくなったため、中国の電力伝送製品工場を閉鎖したと発表している。

▶ 続きを読む
関連記事
最近、中国企業による米国上場の動きが明らかに鈍化している。フィナンシャル・タイムズの報道によると、今年に入ってからニューヨークで新規株式公開(IPO)を完了した中国企業はわずか2社で、前年同期の19社から大幅に減少した
かつての「世界の工場」中国・東莞の変貌を通じ、深刻化する経済減速の実態に迫る
イランのホルムズ海峡封鎖を受け、中国共産党は「中国船は安全」と宣伝してきたが、大手海運・中遠海運(COSCO)がペルシャ湾での8隻足止めを認めた。当局の虚偽宣伝と過酷な現実の乖離を、ネット上の皮肉と共に報じる
中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡封鎖の影響で、中国のガソリン価格が過去最大級の暴騰を記録した。物流コスト増による経済への打撃とA株の大暴落が起きており、エネルギー安全保障の構造的弱点が露呈している
米中両国の規制強化により、中国企業のウォール街上場が激減。米国の厳格な開示要求と中国側の不透明な審査が壁となり、資金調達の舞台は香港や中国本土へ。世界展開を目指す中国企業が直面する、構造的な冬の時代を追う