2016年3月5日、北京の人民大会堂で行われた全国人民代表大会の開会式に出席した習近平 / AFP / GREG BAKER (Photo credit should read GREG BAKER/AFP via Getty Images)

任期制への暗黙の批判 上海の法学教授が出国制限

上海財経大学の法学教授、梁興国氏が、中国共産党(中共)による出国制限を受け、11月2日に上海虹橋空港で出国を阻止された。

独立評論家の蔡慎坤氏は、その日のプラットフォームXで、梁興国氏が、出国制限を受けた理由を説明した。梁氏は2022年の中共第20回全国大会の前に、シンガポールの『聯合早報』に『任期制 共和国重要な制度基礎』という記事を発表した。一部の共和国の指導者が「一期を終えた後、次の任期、さらにはその次の任期に入った。国家の名目上は依然として共和国であるが、実質的には独裁社会に変質している」と述べたことだと指摘した。

蔡慎坤氏は、三選を目指していた習近平とその周囲が、梁氏の発言は単独か、自発的か、指示によるものかを調査した。その結果、彼は法学部の普通の教師であり、政治家との接点が全くないことを発見したと述べた。彼は典型的な学者で複雑な家庭背景もないため、この文章は浅い学術的探求と検討であり、習近平を直接批判するものではなかったとしている。

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