参考写真。次世代戦闘機テンペストの模型(Photo credit should read TOLGA AKMEN/AFP via Getty Images)

中共軍人訓練に関与した元米海兵隊パイロットがアメリカに引き渡し

最近、秘密裏に中国共産党(中共)と関係していた海外の人物が次々と明らかになっている。オーストラリアに住む元アメリカ海兵隊のパイロット、ダニエル・デューガン容疑者は、中共軍に対する違法な訓練を行ったとして起訴され、アメリカに引き渡されることが決まった。アメリカとオーストラリアの両政府は、この事件に厳正に対処する意向を示している。

12月23日、オーストラリアの連邦司法長官マーク・ドレイファス氏は、元アメリカのパイロットであるダニエル・デューガン容疑者を起訴すると発表した。

現在55歳のデューガン容疑者は、かつてアメリカ市民であり、アメリカ海兵隊で12年間勤務していた。その後、長期間中国に住んでいた。2022年10月、家族を訪ねて来豪した際に、逮捕された。

▶ 続きを読む
関連記事
物議を醸している英ロンドンにある中共の「メガ大使館」計画が、3度目の延期となった。イギリス政府は12月2日、この計画の審査期限を来年1月20日まで延長すると発表し、国家安全保障上の懸念が一段と高まっていることを理由に挙げた
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている
中国欧州連合商工会議所(EU商工会議所・中国)が1日に発表した調査で、中国共産党政権による輸出規制が欧州企業の調達戦略に影響を与え、中国依存からの分散を進める動きを促していることがわかった。影響はサプライチェーンや納期、収益にも及んでいるという