石破茂首相は2025年1月1日付で年頭所感を発表した (Kim Kyung-Hoon - Pool/Getty Images)

石破首相が年頭所感 3つの重要政策へ取組み決意

石破茂首相は2025年1月1日付で年頭所感を発表し、日本が直面する課題に対する政府の取り組みと新年への決意を表明した。

石破首相は3つの重要政策課題として、(1)外交・安全保障上の課題への対応、

(2)日本全体の活力の回復、(3)治安・防災への更なる対応に取り組む姿勢を示した。

石破首相は、ロシアによるウクライナ侵略や北朝鮮による度重なるミサイル発射を例に挙げ、「わが国を取り巻く国際情勢は厳しく複雑だ」と指摘した。これらの課題に対し、「外交と防衛を車の両輪として、国益を守り抜く」とし、「防衛力の根幹である自衛官の生活・勤務環境や処遇の改善にも取り組む」と決意を表明した。

▶ 続きを読む
関連記事
小野田紀美科学技術相は5日の記者会見で、南鳥島沖で進められる国産レアアース採掘に向けた深海試験について、「我が国の経済安全保障上、極めて重要な取り組みだ」と述べ、研究開発への期待を示した。
日本維新の会の石平参院議員は4日、自民党の麻生太郎副総裁が「(高市首相は)中国からいろいろ言われているが、言われるぐらいでちょうどいい」と発言したことについて、「むしろ、中国から文句の一つも言われない日本の指導者の方が要注意であろう」と同意した
参議院総務委員会で、参政党・松田学議員が公共放送の歴史認識とGHQ占領下の報道統制を質疑。NHK稲葉会長は、当時の特殊な政治体制を認めつつも、現行NHKへの「懺悔要求は飛躍がある」と述べた
高市総理は1日、連立政権発足後初の政府与党連絡会議を開催。約1ヶ月の成果を与党と共有し、一層の連携を呼びかけた
高市首相、就任後初の福島訪問。「除去土壌の県外処分」について、2030年以降の具体的な道筋を新たに提示する考えを表明