3月9日、ロシア外務省は、ラブロフ外相(写真)が、ウクライナのクレバ外相と協議するため、9日にトルコに向かうと明らかにした。提供写真(2022年 ロイター/Ukraine Deputy Head for President's Office)

ロシアのラブロフ外相 日本の対話姿勢に不満

ラブロフ外相は14日、モスクワで行われた記者会見で、日本がロシアとの平和条約締結に向けた対話再開の用意があることや、日本と領有権を争っている北方四島に元居住していた日本人の再訪問を認めるよう期待していることに触れ、「日本のこのような姿勢は、ウクライナ戦争をめぐるロシアに対する制裁を維持する日本の姿勢と矛盾している」と述べた。時事通信など複数のメディアが報じた。

北方領土と呼ばれる4つの島は、第二次世界大戦の終わりに旧ソ連が日本から奪取しており、日本とソ連は領土問題を争い、日本とモスクワは戦時中の敵対行為を正式に終わらせる平和条約を締結することができていなかった。

安倍政権時、プーチン大統領が訪日し、一時、融和に向かうと見られていたが、2022年2月のウクライナ侵攻以降、日本は欧米諸国と歩調を合わせ、ロシアに対する経済制裁を強化した。ロシアは日本を「非友好国」に指定し、両国間の貿易や協力が大きく縮小した。北方領土での日本企業の活動や共同経済活動の議論も事実上停止した。

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