日本製鉄 (shutterstock)

日本製鉄対バイデン前米大統領 USスチール買収禁止命令めぐる裁判が2月3日から審理開始

日本製鉄によるアメリカの大手鉄鋼メーカーUSスチールの買収計画を巡り、ジョー・バイデン前米大統領らを相手取って起こした裁判が、2025年2月3日から審理を開始することが明らかになった。

この裁判は、バイデン前大統領が2025年1月3日に出したUSスチール買収禁止命令に対し、日本製鉄とUSスチールが共同で提起したものである。両社は、買収計画に対して「違法な政治的介入にあたる」として、命令の無効を求めている。

裁判所の審理計画書を分析した専門家によると、今回の裁判は証人尋問や証拠開示の手続きを経ず、書面審理のみで進められる見込みだという。そのため、6月頃には判決が出る可能性があるとの見方も出ている。

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