貿易収支 4年連続赤字も縮小傾向 12月は黒字転換
財務省が2025年1月23日に発表した2024年の貿易統計(速報、通関ベース)によると、1年間の輸出から輸入を差し引いた貿易収支は5兆3326億円の赤字となった。これは4年連続の赤字となるものの、2023年の9兆円余りの赤字から大幅に縮小している。
2024年の輸出額は107兆913億円で過去最大を記録した。一方、輸入額は112兆4239億円となった。輸出が好調だった要因として、半導体等製造装置や自動車の伸びが挙げられる。輸入額の減少には、エネルギー価格の下落が影響しており、特に原油や石炭の輸入額が大幅に減少した。
また、2024年12月単月の貿易収支は1309億円の黒字となり、6か月ぶりに黒字に転じた。
関連記事
高市首相は、日米が南鳥島周辺海域でレアアース鉱物の共同開発を検討すると発表。経済・安全保障の強化を目的に日米が協定を締結し、中国依存脱却を目指す。
9月貿易統計では、半導体関連の輸出回復により5カ月ぶりの増加が確認されたが、輸入がそれを上回り、貿易赤字は3か月連続となった。円安進行が輸出企業の追い風となる中、高市早苗氏の政策スタンスが市場で注目を集めている。
自民党の高市早苗総裁が日本初の女性首相になる見通しが強まり、市場の期待感が高まっている。10月20日の日経平均株価は前日比3.37%高の4万9185円50銭となり、史上最高値を更新した。
日本の製造業を陰で支える金型産業が、かつてない厳しい局面を迎えている。帝国データバンクの調査によると、2025年1~9月に発生した金型メーカーの倒産は36件、休廃業・解散は90件にのぼり、合わせて126件が市場から姿を消した。
日経平均株価が史上初めて4万7千円を突破した。上昇の主因は4日の総裁選で高市早苗氏の勝利し、積極財政と金融緩和路線への期待が急速に高まったことが挙げられる。