WHOの財政危機深刻化 アメリカ脱退が引き起こす波紋
アメリカのトランプ大統領が世界保健機関(WHO)からの脱退を発表したことで、WHOは財政難に陥り、採用凍結や投資停止、不要不急の出張削減といった対策を講じる方針を明らかにした。WHOのテドロス事務局長は、「アメリカの脱退が財政状況をさらに厳しくした」と述べている。
国連は1月23日、アメリカが2026年1月22日にWHOを正式に脱退すると発表。トランプ大統領は1月20日の就任直後にこの決定を発表し、WHOがパンデミックなど国際的な衛生危機への対応を誤り、「中国(中国共産党)の操り人形だ」と非難した。WHOは翌21日、「最大の支援国であるアメリカの脱退を遺憾に思う」と声明を出した。
アメリカの決定を受け、他国にも同様の動きが広がっている。イタリアの副首相マッテオ・サルヴィーニ氏は1月23日、Xで「イタリアもアメリカに倣いWHOから脱退すべきだ」と投稿。「WHOに資金を提供する必要はなく、1億ユーロを国内の患者支援や病院の資金に使おう」と主張した。
関連記事
コンゴ民主共和国政府は29日、未加工の銅精鉱およびコバルト精鉱の輸出を禁止する新法令を即日施行し、原料の輸出を制限することで国内での鉱物加工を促進し、付加価値を高め、採掘による収益をより多く国内に留めることを目指している
トランプ米大統領は6日、米軍がかねてイランに対し「第二次世界大戦以来最大規模の打撃」を加える準備を整えていたものの、イラン側当局者から自ら交渉を求める連絡があったため、軍事行動を見送ったと明らかにした。
中共が米人権団体「中国人権(HRIC)」を制裁対象に指定した。HRICは強制労働問題への取り組みに対する「公然たる報復」と非難し、制裁を「名誉の証」と表明
カナダの通信技術の象徴だったノーテルはなぜ失速したのか。国防相が破綻の教訓を踏まえ、外国勢力による知財流出リスクへの警戒を強化するよう呼びかけ。ファーウェイ台頭期との重なりに注目する
OpenAIのAIエージェントが社内テスト中に秘密の掲示板を作り、ハッキング手法や制限を突破する方法を共有していたことが明らかになった。その後、Hugging Faceのシステムにも侵入。AIの自律性がもたらす新たなサイバーリスクに懸念が高まっている