法輪功を信仰していたために中国で父親が殺害された韓瑜氏。2019年9月24日、ニューヨークの国連プラザで行われた集会にて(エヴァ・フー/大紀元 )

中国政権の人権侵害を暴いたエポック・タイムズの記事が表彰される

中国共産党が精神的信条を理由に、投獄された人々から臓器を摘出したことを報じた記事が、宗教に関する一般メディアの報道で年間賞を受賞

 

エポック・タイムズの記者が、精神的信条を理由に、投獄された人々から臓器を摘出するという共産主義中国の慣行を暴露した功績により、4月に表彰される。

ニューヨークとワシントンで活動するエヴァ・フー氏は、宗教コミュニケーター協議会(RCC)によって、2025年のウィルバー賞を受賞することになった。

3月14日のプレスリリースによると、同賞は「一般メディアにおける宗教的な問題、価値観、テーマの伝達において最も優れた業績を称えること」を目的としており、1949年から毎年、素晴らしい報道やコンテンツ記事を対象に授与され、同団体が贈る最も権威のある栄誉となっている。

世界中の報道機関からの応募作品から審査された記事の中には、エヴァ・フー氏の特集記事「信仰者を臓器のために殺害──北京が隠したい残虐な秘密」が含まれていた。

フー氏は、なぜこのテーマをずっと追求し続けるのか理由を求められ、書簡の中で「臓器移植を切実に必要としているたくさんの人々が、異常に短い待機期間で臓器を得られるため、中国を訪れて手術を受けている」と書いた。

「自分の臓器が、精神的な信条を理由に、投獄された人々から盗まれたものかもしれないと、知っている人がどれだけいるだろうか? きっと、ほとんどいないだろう」と述べたと言う。

こうした強制的臓器収奪(臓器狩り)は、中国共産党(中共)の秘密として厳重に秘せられてきた。

エポック・タイムズの取材によると、中共が精神修養法である法輪功の投獄メンバーから、移植用の健康な臓器を供給していることが多いことを理解している人は、関係者を除いて世界中にほとんどいないようだ。

法輪功は法輪大法とも呼ばれ、真、善、忍(真理、慈悲、寛容)の原則に基づく瞑想の修煉法である。

臓器狩りは、中国共産党による執拗なキャンペーンの対象であり、中国国内外での信仰の根絶を目指している。臓器狩りの犠牲者には、ウイグル人、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒など、中国で拘束された他の少数民族も含まれることが多いと言う。

フー氏は、中国共産党は世界に知られたくないだろうが、このひどい人権侵害を継続的に告発し続けると決意していると語った。

『エポック・タイムズ』紙のジャスパー・ファッカート編集長は、フー氏の報道が受賞したことを祝った。

「これは、中国政権による臓器強制摘出という残虐行為を暴いた我々の活動が認められたということだ。フー氏とうちの他の記者たちは、これらの犯罪を引き続き暴いていくだろう」

2025年3月13日、ワシントンの米国議会議事堂付近にいるエポックタイムズの記者エヴァ・フー氏(Madalina Vasiliu/The Epoch Times)

今年のウィルバー賞の受賞者には、2024年に発表された信仰と宗教をテーマとする作品の一般メディア20社が含まれている。受賞作品は、印刷物やオンラインジャーナリズム、書籍、ポッドキャスト、ラジオ、テレビ、映画などのメディアからノミネートされた作品の中から選ばれた。

受賞者は4月25日、ユタ州ソルトレークシティにある末日聖徒イエス・キリスト教会のカンファレンスセンターで行われる晩餐会で表彰される。

「コミュニケーション分野で働くすべての人に、ウィルバー賞授賞式に出席することをお勧めする。これは、現在活躍している最も優れたプロの一般コミュニケーション専門家たちの、感動的な物語を祝う真の機会だからだ」とRCC理事会会長テレサ・ファウスト氏は声明で述べた。

ウィルバー賞のコーディネーターであるブラッド・ポメランス氏は、

「今年の応募作品には感銘を受けた。単に題材としてではなく、理解とつながりを育むという願望をもって、信仰の話題にどのようにアプローチしているかという点で、心を動かされた」

と語った。

また「彼らの仕事が、私達の賞のテーマである 『コミュニケーションによる協力 』を反映したものであり、さまざまなグループ間の架け橋となるコミュニケーションの重要な役割を証明するものだ」と語った。

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