トランプ大統領は2025年3月6日、ホワイトハウスの大統領執務室で大統領令に署名(Mandel Ngan/AFP via Getty Images)

トランプ氏の政権の常識革命 バイデン政権の大統領令19本を撤回

トランプ米大統領は、前政権が発令した19本の大統領令および政策を撤回した。ホワイトハウスは14日、撤回対象となったバイデン政権の施策の一覧を公表した。

「アメリカ政府に常識を取り戻し、国民の潜在能力を最大限に引き出すために、これらの撤回が必要であると判断した」と、トランプ大統領の大統領令には記されている。

トランプ大統領は就任初日、バイデン政権時代の約80本の大統領令や通達を撤回していた。今回の決定では、バイデン政権が2021年に発令した連邦契約労働者の最低賃金を15ドルに引き上げる大統領令を無効化した。バイデン前大統領はこの政策を「連邦政府の業務効率向上につながる」と説明していたが、トランプ政権は行政のスリム化を目指す政策の一環として撤回を決定した。

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