中国製ESP32チップに29の隠しコマンドが含まれていることが判明(shutterstock)

スペインの専門家が警告 中国製チップの隠しコマンドがセキュリティリスクに

最近、スペインのセキュリティ専門家は、中国の楽鑫科技(Espressif Systems)が製造するESP32マイクロコントローラーに重大なセキュリティ脆弱性があることを発見した。この脆弱性を悪用すれば、ハッカーが他のデバイスを制御する可能性があるという。

ESP32は低価格であることから、世界で10億台以上のIoT(モノのインターネット)機器に採用されている。IoTとは、機器同士がネットワークを通じて自動でデータをやり取りする技術で、物流、医療、スマート環境など様々な分野で活用されている。

スペインのセキュリティ企業Tarlogic Securityの研究員であるミゲル・タラスコ氏とアントニオ・バスケス氏は、ESP32に複数の未公開コマンドがあり、これらがセキュリティ上のリスクを引き起こす可能性があることを発見した。

▶ 続きを読む
関連記事
高市総理はNISAの年齢制限撤廃をXで表明。0歳から年60万円、総額600万円の非課税運用が可能で、12歳から引き出せる新制度となる見込みだ。教育資金準備の新たな選択肢として注目される
日本とメルコスールは「戦略的パートナーシップ枠組み」を創設。貿易やGX分野で協力を深め、未来志向の経済関係を築く堅固な基盤を提供する。年明けには初会合を予定し、将来の経済連携に向けた議論を加速させる
トランプ政権は「容赦なき正義作戦」を開始し、前政権下で所在不明となった不法移民児童約13万人の所在を確認した。性的捕食者の逮捕や被害児童の救出を加速し、児童搾取の撲滅に挑む
人種間の公平性を重視し、停学処分を避けて対話を促す「修復的司法」。しかし米国の学校現場では、処罰の欠如がいじめや暴力の温床となり、秩序が崩壊している。トランプ政権が是正に動く、規律政策の光と影を追う
「手術は成功しました」 そう告げられた直後、生後5か月の赤ちゃんは命を落とした。中国で相次ぐ乳児手術死。説明されない経緯が、社会全体の不信を広げている。