春分の時期にぴったりな「六和養生茶」は、肝の気を巡らせ、湿気を取り、体のバランスを整えてくれるお茶です(イメージ)

1分でわかる「六和養生茶」

春分の頃は、寒さと湿気が入り、気分が落ち込んだり、胃腸の調子が崩れたり、だるさや眠気を感じやすくなります。

そんな時期にぴったりなのが「六和養生茶」。肝の気を巡らせ、ストレスを和らげ、目の疲れにも。さらに、脾を整えて湿を取り、体を温めて全身の気血を調え、陰陽のバランスを整えてくれるお茶です。

六和養生茶のレシピ

〈材料〉

・はとむぎ 5g

・山芋 5g

・乾燥なつめ 2個

・ローゼル 3g

・クコの実 3g

・菊の花 3輪

・サンザシ 5g

・生姜 2枚

・水 500ml

〈作り方〉

  1. 鍋に水500mlを入れ、はとむぎ・山芋・なつめ・サンザシ・生姜を加えて15分煮る

     
  2. 火を止めたら、菊の花・クコの実・ローゼルを加えて5分ほど蒸らす

     
  3. 茶こしで濾してできあがり
六和養生茶のレシピ(イメージ)

 

食材の効能

  • はとむぎ・山芋・なつめ

    脾(胃腸)を元気にし、湿を取り、気血を補う

     
  • ローゼル・クコの実・菊の花

    肝の働きを整え、目の疲れをやわらげる

     
  • サンザシ・生姜

    消化を促進し、冷えや湿を取り、血の巡りを改善

     

こんな方におすすめ

  1. 気虚(エネルギー不足)

     疲れやすく、やる気が出ない、風邪をひきやすい方

     
  2. 脾虚・湿気がたまりやすい方

     胃腸が弱く、むくみやすい、食後に眠くなる、体が重だるい方

     
  3. 食滞(食べすぎ・胃もたれ)

     食欲がない、胃がつかえる、げっぷやガスが気になる方

     
  4. 血瘀(血の巡りが悪い)

     肩こり・冷え・くすみが気になる方、経血に塊がある方

     
  5. 肝火旺盛(イライラや目の疲れ)

     感情の起伏が激しい、目の充血や疲れがある方

特に、熱性体質(体に熱がこもりやすいタイプ)の方におすすめです。

以下のような症状がある方は、効果を感じやすいでしょう:

  • 消化不良
  • 湿気によるだるさやむくみ
  • 目の疲れ
  • 肝の熱がこもりやすい(イライラ・口の渇き)
  • 軽度の高脂血症(中性脂肪やコレステロールがやや高め)

     

〈注意点〉

以下に該当する方は、飲用を控えるか、少量から様子を見てください:

  1. 脾胃虚寒(胃腸が冷えやすいタイプ)

     → ローゼルには体を冷やす作用があるため、胃の不快感を引き起こす可能性があります

     
  2. 低血圧の方

     →ローゼルに血圧を下げる働きがあるため、体調に注意が必要です

     
  3. 生理中の方

     → 飲みすぎると月経量が増える恐れがあるため、使用は控えめに

     

体質に応じたアレンジ例

🔸脾胃虚寒タイプ

・ローゼルと菊花を除く

・陳皮3gと生姜3枚を追加(胃を温め、陽気を補う)

🔸熱性体質

・生姜を除く

・桑の葉3gを追加(肝や肺の熱を冷ます)

関連記事
春は肝と心のバランスが乱れやすく、不眠やイライラが起こりやすい季節。トマトや牛肉などを組み合わせた五行食養により、気血を補い、心の火を鎮め、安眠と精神の安定をサポートします。
血糖が安定しない原因は、薬だけでは解決できません。食べ方・習慣・時間のズレが大きく影響しています。中医師がすすめる「食材と整え方」を解説します。
古代中国の食医は、薬ではなく「食事」で体を整えていました。五行や季節の変化を読み取り、食材の性質で気の流れを調える――東洋医学の原点にある食の知恵を解説します。中医学 食養生 薬食同源
毎日の食事で、心臓と血管をやさしく守れたら――。そばとサンザシを使った中医学のお粥が、脳卒中予防にどう役立つのかを解説。体質別の注意点や警告サインまで、実践に役立つ知恵を紹介します。
顔色の悪さや息切れ、咳の弱さなどは肺気不足のサインかもしれません。伝統ストレッチやツボ押し、食養生で肺をやさしく整える方法を解説します。