中国東部の江蘇省太倉市にある港で、自動車が輸出のために積み込まれるのを待っている。(STRINGER/AFP via Getty Images)

多方面で火花散る 米中関税の激闘

米中貿易戦争は新たな局面に突入し、トランプ政権は対中関税を145%へ引き上げ、中国も125%で応じた。関税政策に加えて、地政学的な対立や企業制裁が複雑に絡み、世界経済への影響が一層深刻になった。本稿では、両国間の新動向とその背景について詳述しよう。

中国共産党(中共)は当初、イーロン・マスク氏を利用して、アメリカ企業に圧力をかける策を講じたが、その試みは不発に終わった。むしろ、アメリカ企業界は反発を強め、ナスダックでは「中資企業を排除せよ」との声が強まった。

さらに、トランプ氏の最新の行動も見逃せない。アメリカ軍は、パナマ運河への再展開を開始し、アメリカ国防長官はパナマ政府が、中共の排除を望んでいると公言した。また、中共は、秘密会議において、アメリカのインフラに対するハッキング作戦を指示したと報じられている。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平政権下の中国で加速する少子化と人口崩壊の深層に迫る。長年の強権的な産児制限の後遺症に加え、絶望した若者たちが「出産ストライキ」や「自暴自棄」という形で静かな抗議を続ける、国家存亡の危機を解説
現代の脅威は目に見える戦争ではなく、日常を侵食する「超限戦」だ。中国共産党による静かな侵略から自由と主権を守るため、市民一人ひとりが現実を直視し、自律的な未来を選択するための指針を提示する
中国国防部が軍重鎮・張又俠らの失脚を発表。習近平との凄惨な権力闘争が白日の下にさらされた。100年に及ぶ党の「闘争哲学」がもたらす自壊の歴史を紐解き、独裁体制の限界と中国が歩むべき真の道筋を鋭く分析
出生率の低下は、中国共産党に対する国民の「静かなる抵抗」と捉えることができる
中共軍の実力者・張又侠が失脚。習近平との生死を賭けた暗殺未遂や軍内粛清の裏側を詳述。林彪事件に匹敵するこの政変は、軍の動揺と権力構造の激変を招き、共産党体制の崩壊を加速させる歴史的転換点となる