ドイツの連邦検察庁は、中共政府のために欧州議会の機密情報を不正に提供していたとして、元議員補佐官のドイツ国籍を持つ中国系男性をスパイ容疑で起訴した。(The Epoch Times/Shutterstock)

中共情報機関への関与容疑 ドイツ検察 議員元スタッフを起訴

4月29日、ドイツ連邦検察庁は、欧州議会でドイツ議員のスタッフを務めていた中国系のJian Guo被告を、中国共産党(中共)情報機関のために、スパイ活動を行っていた疑いで正式に起訴した。

検察によると、Guo被告は2019年9月から2024年4月にかけて中共政権の情報機関に対し、欧州議会内での交渉内容や意思決定に関する情報を提供していたとされ、押収された証拠には約500点の文書が含まれ、その中には「高度機密」に指定された資料も含まれていたという。

さらに、Guo被告は、ドイツ国内で中国政府に批判的な人物を監視していたほか、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の有力政治家に関する情報も収集していた疑いが持たれた。

▶ 続きを読む
関連記事
EUは、凍結されたロシア中央銀行資産から生じた収益14億ユーロをウクライナ支援に充てる。大半は融資返済支援に、残りは軍事支援に活用される。フォンデアライエン欧州委員長はロシアによる攻撃を非難した
EUはカリブ海の5か国に対し、「投資による国籍取得制度」を段階的に廃止するよう求めた。応じなければ、各国の国民がシェンゲン圏へのビザなし渡航資格を失う可能性がある
ドイツ警察によると、身元不明の爆発装置を搭載したドローンが4日夜から5日未明にかけてライプツィヒ/ハレ空港に混乱をもたらし、便の運航が一時停止、一部機体が目的地変更を余儀なくされた。当局はすでにテロ対策捜査を開始している。
中国資本の欧州進出に警戒広がる。ベルギー政府、重要航空インフラを担うヘリ運航会社NHVの買収を安全保障上の懸念から阻止。
欧州を襲う異常気象が食卓を直撃する。猛暑・干ばつ・山火事で農作物が大幅減産、仏野菜は収穫半減の恐れ。スペイン穀物も500万トン超減少見通し