2024年10月23日、ワシントンに位置するアメリカ最高裁判所。(Madalina Vasiliu/大紀元)

米最高裁 トランスジェンダーの米軍入隊禁止を当面容認――トランプ政権の大統領令

2025年5月6日、アメリカ最高裁は、トランプ政権によるトランスジェンダーの米軍入隊禁止を当面容認する決定を下した。現役兵士の除隊や新規入隊の拒否が進行する中、当事者および支援団体は強く反発中だ。

この問題は、トランプ大統領が1月に署名した大統領令に起因し、同命令は、性同一性障害を抱える現役および予備軍人を対象とし、軍隊における即応性、戦闘力、結束、誠実さ、謙虚さ、統一性、正直さといった高い基準と、性同一性障害を有する個人の医療的・外科的・精神的制約が両立しないと明言した。

同命令はさらに、性自認が生物学的性別と一致しない場合、兵士としての名誉や誠実、規律に基づいた生活様式へのコミットメントと矛盾すると述べ、私生活においても、たとえば男性が自らを女性と主張し、他者にその虚偽を尊重するよう求める行為は、軍人に必要な謙虚さや無私の精神と相容れないとする見解を示した。

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