ワシントン - 6 月 5 日: 2003 年 6 月 5 日にワシントン DC で撮影された米国議会議事堂。米国議会、米国上院、および米国下院の両院は国会議事堂で会合します。 (写真提供:ステファン・ザクリン/ゲッティイメージズ)

米下院で「法輪功保護法案」全会一致で可決 多方面から称賛の声

5月5日午後、米下院は「法輪功保護法案」を全会一致で可決した。この法案は、法輪功学習者に対する中国共産党(中共)による臓器収奪を防止し、米国が制裁を課すよう求めるものだ。この動きについて多くの称賛が寄せられている。記者の報道を見てみよう。

米下院議員 スコット・ペリー氏は次のように語った。

「この投票の際、皆さんが私とともに、中共による法輪功修煉者への組織的な迫害に反対してくださることを心から願っている。1999年以来、『真・善・忍』の理念に基づく法輪功は、中共からの迫害を受け続けている」

スコット・ペリー下院議員は『法輪功保護法案』の立案者だ。法案の目的は中共による法輪功への迫害を阻止し、法輪功学習者に対する臓器狩りを防ぎ、法輪功をアメリカの立法の主な議題とすることだ。

「法輪功保護法案」と「2025年生体臓器摘出終結法案」は、米連邦政府に対し、法輪功学習者から臓器を強制的に摘出する主犯および共謀者に制裁を課すよう求めている。制裁の内容には、米国への入国禁止、資産凍結、ビザ取り消し、アメリカ人との取引禁止が含まれる。

この法案は「国際緊急経済権限法」を適用し、違反者には民事制裁金や最高100万ドルの刑事罰金、最長20年の懲役が科される可能性がある。

今回の可決について各界から、以下のようなコメントが寄せられた。

ブライアン・マスト米下院議員

「この法案は、米政府に対し、中国において強制的に臓器摘出に関与した個人や団体を特定し、公表するよう求めている」

ジョニー・オルゼフスキー米下院議員

「中共は強制的な臓器摘出の容疑で告発されており、被害者には良心の囚人、宗教的信仰者、少数民族が含まれる」

法輪功迫害追跡調査国際組織(WOIPFG)の代表 汪志遠氏

「米議会と国民が法輪功を支持してくださることに心から感謝している。このような時に米国が立ち上がり、世界の先頭に立って中共の邪悪な影響を排除しようとすることに、深い敬意を表す」

米下院議員のスコット・ペリー氏

「上院がこの法案を可決すれば、大統領は喜んで直ちに署名し、法律として成立させると信じている」

輪大法情報センターの調査員、シンシア・サン氏

「『法輪功保護法案』が現政権の任期中に法律として成立すれば、法輪功迫害に対する初の法的措置となるだろう」

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