アメリカの関税収入が過去最高 4月は163億ドル
5月12日、米財務省は4月の関税収入が前月比76億ドル増の163億ドル(約2兆4114億円)となり、単月として過去最高を記録したと発表した。
2024年10月に始まった2025会計年度の累計関税収入は、これまでに633億ドルに達し、前年同期比で154億ドル増加した。4月の関税収入は、前年同月の73億ドルから90億ドル増の163億ドルとなり、130%の大幅増となった。ブルームバーグの集計によれば、これは過去10年以上で最も高い月間関税収入である。
財務省の関係者は、こうした関税収入の急増は、トランプ米大統領が導入した新たな関税の影響を反映中と説明した。
関連記事
トランプ大統領が提案した2000ドル配当について、財務長官ベセント氏は税制優遇で実現する可能性を示唆した。
トランプ大統領は関税収入による国民への配当小切手を強調し、最高裁が世界的な関税を認める判断を下すことを期待している。
トランプ大統領が関税収入を原資に低中所得者へ2000ドルの配当を提案。国家債務返済も強調し、最高裁のIEEPA関税審理直前に大胆発言。財務長官は税減代替も示唆、関税継続の布石を打つ。
バーガム米内務長官は、トランプ政権の通商交渉で、中国が「世界で最もエネルギー依存度の高い国」であるという脆弱性が露呈していると述べた。
トランプ大統領は、中共のレアアース輸出規制に対抗し、中国製品に100%の追加関税と重要ソフトウェアの輸出規制を発表した。発効は11月1日の予定。