小泉農水相(農水省記者会見)

JA全中 東京・大手町ビルの一部売却検討 小泉農水相「農家はビル所有求めていない」

全国農業協同組合中央会(JA全中)が、東京・大手町にある「JAビル」の一部フロアの売却を検討していることが明らかになった。背景には、業務管理システムの開発失敗による多額の損失がある。JA全中は、システム開発に関し180億円から220億円規模の損失を抱えており、経営の立て直しが急務となっている。

JAビルは2009年に完成した地上37階建ての建物で、JA全中はこのうち6フロアを区分所有している。売却先としては、農林中央金庫の子会社が運営する不動産投資信託(J-REIT)が候補に挙がっている。売却の最終判断は2025年8月中にも下される見通しだ。

小泉進次郎農林水産大臣は2025年6月19日、JA全中のビル売却方針について「農家が東京のど真ん中に農協のビルを持つことを求めているとは思えない」と述べ、農協のあり方に疑問を呈した。小泉大臣はまた、20日にJA全中の山野徹会長と面会し、売却方針や経緯について説明を受ける予定である。

▶ 続きを読む
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
中東情勢の緊迫化でガソリンや電気代の値上げが懸念される中、原油高は私たちの生活にどんな影響を与えるのか? 日銀の最新レポートをもとに、物価を押し上げる2つの波や、原油高と円安との影響の違いを分かりやすく解説
連日のニュースで耳にする「中東情勢の悪化」と「原油高」。私たちの生活や今後の日本経済はどうなってしまうのか? 日銀の最新レポートをもとに、これからの行方と家計への影響を分かりやすく紐解く
5兆円という巨額の「実弾」が市場に放たれた。政府・日銀が下した円買い介入は、「1ドル160円の常態化」を拒絶する背水の陣か?
日銀内で意見対立!? 4月の金融政策決定会合では、3委員が利上げを求め反対票を投じる展開に。中東情勢による原油高は、私たちの生活をどう直撃するのか? 物価上振れリスクと迫る「追加利上げ」の行方を伝える