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ストレスフリーな生活のための6つの習慣

私はこれまでの人生で、ストレスに悩まされた時期も、穏やかに過ごせた時期も経験してきました。そうした経験を振り返り、自分の考えや感じたことを公開したり、日記に書いたりしてきました。そして何度も思い至る結論は、「ストレスは外側の状況よりも、自分の内面の状態に強く関連している」ということです。

ストレスを感じるとき、つい状況のせいにしてしまいがちです。確かに状況が私たちを追い込む原因になることはよくあります。しかし、同じような状況でも、なぜか平気な日と、限界を感じる日があるのはなぜでしょう? その違いはどこから来るのでしょうか?

私には4人の幼い子どもがいますが、子育てを通じてこの理論を日々試しています。例えば、ある日の私たち夫婦の感情の状態によって、同じ子どもたちの行動に対する反応がまったく異なることがあります。もしストレスがいつも外側の出来事だけに原因があるなら、夫婦で同時に同じようにストレスを感じるはずです。でも実際には、私と妻は交代でイライラしたり、平気でいられたりしています。

こうした体験から、「心の中で起こっていること」が、外で起きていること以上にストレスに影響を与えているのだと感じています。もちろん、外側の出来事と内側の反応は相互に関係していますが、単純に「〇〇のせいだ」と責任を押しつけるだけでは本質を見逃してしまいます。

良い知らせは、「私たちは思っている以上に、自分のストレス体験をコントロールできる」ということです。ある習慣や考え方を身につけることで、ストレスを減らし、心の平和を増やすことが可能なのです。

多くのことと同じように、どれだけ真剣に取り組むかで、得られるものも変わってきます。以下に紹介する「ストレスのない生活のための習慣」はシンプルですが、実践する価値があります。
 

ストレスのない生活のための6つの習慣

1、できることをやる

私が最もストレスを感じるのは、「やるべきことが終わっていない」「進んでいない」と感じるときです。私はミニマリスト(必要最小限の物や行動で生活する人)を実践していますが、それでも多くの目標や責任を抱えています。そんな私が編み出したストレス対策は、「どんなに小さくても、すべての課題に少しずつでも前進すること」です。少しずつでも前に進んでいるという感覚が、ストレスを抑える助けになります。

2、体の休息を優先する

自分の体を限界まで酷使するのは、どうしてもやらなければならない緊急時には効果的かもしれません。でも、長期的には逆効果です。なぜなら、その後の回復に時間がかかり、せっかくの勢いが止まってしまうからです。健康を保ち、持続可能なペースで働くほうが、結果的に効率的です。体に負担をかけすぎると、常に軽い「闘争か逃走反応」(ストレス時に体が緊張して反応する本能的な反応)のような状態になります。

3、賢明な友人と話す

私は「コミュニティ」(人とのつながり)を大切にする一方で、現代社会に広がる「個人主義」(すべてを一人で抱え込む考え方)には批判的です。多くの人が孤独の中で人生の課題に一人で立ち向かおうとしています。しかし、信頼できる友人と話すことほど、ストレスを軽減してくれるものはありません。思っていることを声に出して誰かに話すことで、状況が客観的に見えてきて、「本当に大切なこと」を思い出すことができます。

4、ストレスの初期サインを感じたらすぐ運動

私が知っている中で、最も即効性のあるストレス解消法は「運動」です。少しでもストレスを感じたら、まず散歩に出かけます。もっと切羽詰まっているときは、ランニングの時間を作ります。定期的な運動は、比較的ストレスの少ない生活を送るための必須ツールです。もし運動なしでストレスを乗り切ろうとしているなら、とても簡単で効果的な方法を逃しているかもしれません。

5、心配よりも大きな「真実」を見つける

私にとって、信仰は人生のすべての側面の土台です。祈りはストレス管理に役立つ実践であり、信仰から得た世界観は、心配ごとにとらわれずに人生を大きな視点で見続ける手助けをしてくれます。私からのアドバイスは、「自分よりも大きな何かを見つけ、それのために生きること」です。人生が思うように進まない時期や、不安定な時期を乗り越えるための大きな支えになります。私にとって、それはとても重要な鍵でした。

6、スケジュールや期待を見直す

私は4人の幼い子どもを持つ親として、「休暇」はもはや昔のような「ゆっくりくつろげる楽しい時間」ではないことをすぐに学びました。子どもたちは、家にいても外出していても、常に親を必要とします。休暇に対する期待を「のんびりする時間」から「冒険の時間」へと変え、スケジュールを「トイレ休憩やおやつの時間をたっぷり取った軽めの予定」に調整してから、私はまた旅行を楽しめるようになりました。少しの工夫と柔軟な考え方で、どんな生活の場面も、もっと楽しく、ストレスの少ないものに変えることができるのです。

(翻訳編集 井田千景)

妻の MollieとともにThis Evergreen Homeでブログを運営し、現代社会でシンプルに、意図的に、そして人間関係を大切にして暮らす経験を共有。