中共外相の欧州訪問で本音が露呈 米国が中国に矛先を向けることへの懸念
『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は関係者の話として、中国共産党(中共)の外交部長・王毅氏は、最近行われた欧中ハイレベル戦略対話の場で、欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表に対し、「中共はロシアがウクライナ戦争で敗北することに耐えられないと述べた。なぜなら、それによってアメリカの戦略的重心が中共に向けられることになるからだ」と述べたと報じた。
この発言は、中共が世界のパワーバランスや自国の安全保障に対して強い懸念を抱いていることを示していると分析されている。
『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は7月3日にこのニュースを報じ、王毅がEU外交のカラス氏と一対一で会談した際にこのような発言をしたと伝えている。王毅の発言は、EUが把握している中共の立場と、中共が公の場で示している立場とが一致していないことを裏付けるものでもある。
関連記事
オーストラリア・シドニーのボンダイビーチで14日、大規模な銃撃事件が発生し、16人が死亡、40人が負傷した。この事件で、市民の男性が銃撃犯から銃を奪い、さらなる被害を防いだとして注目を集めている。
官房長官は、シドニー郊外銃撃事件をテロ行為として断固非難。現時点で邦人被害の情報はなく、政府は年末年始の欧米等でのテロ等に関する注意喚起を継続し、邦人の安全確保に万全を期す方針を示した
米ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、2026年の世界巡回ツアーの開幕を間近に控えている。「仁義礼智信」などの価値観を重んじた共産主義以前の中国の古典文化を再現する神韻に、各国の著名人や政治家、芸術家などから絶賛の声が相次ぎ上がっている。
豪州で12月14日夜、ユダヤ教の祭り「ハヌカ」を祝うイベントを狙った銃撃事件が発生し、少なくとも16人が死亡した。警察は事件をテロ行為と認定し、父子とみられる銃撃犯2人が関与した可能性があるとして捜査を進めている。
トランプ大統領は、ホワイトハウスでの祝賀行事の冒頭、ブラウン大学での銃乱射事件、シドニーのハヌカ祭を狙った反ユダヤ主義的攻撃、シリアでのISIS攻撃の犠牲者とその家族に深い哀悼の意を示した