マスク氏はなぜ中共の罠に落ちたのか 異例の厚遇を受け そして捨てられる
アメリカの電気自動車大手テスラ(Tesla)は、中国市場で深刻な損失を被っていた。業界関係者は、テスラが中国共産党(中共)の仕掛けた罠に、自ら足を踏み入れたと見た。その経緯を最初から明らかにして見よう。
2018年、テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスク氏は、上海での工場建設に着手する構想を掲げた。当時、中共政府は、マスク氏に対して税制優遇を提供し、土地を無償で供給するなど、異例の厚遇を与えた。
翌2019年1月、上海工場の建設が正式に始まった。マスク氏は、着工式に出席し、式典は国内外の注目を集めた。中共政府はマスク氏を国賓級に扱い、中国本土のメディアも「中国の電気自動車産業に火を点けた人物」として称賛を惜しまなかった。
関連記事
中東は「敵か味方か」だけでは語れない、複雑な利害が絡む場所。2026年、米国が仕掛けた「二重封鎖」という新戦略が、イランや中国の計算をどう狂わせるのか。平和を揺るがす「急所」の正体を分かりやすく解説
ホワイトハウス記者夕食会で起きた暗殺未遂事件は、我々にとっての「清算の瞬間」だったのではないだろうか
トランプ政権下の対イラン戦略を、歴史学者のV.D.ハンソンが鋭く分析。窮地に立つイランに残された3つの選択肢とは何か。軍事・経済の両面から、レジーム・チェンジを見据えた米国の「締め付け」の真意を読み解く
イラン戦争の長期化を受け、湾岸諸国やアジアの同盟国が米国に通貨スワップを要請した。経済不安やドル不足への懸念が広がる中、この動きが「ドルの覇権」や各国の金融安定にどう影響するか、専門家の分析を交え解説する
トランプ政権が敵対的政権の金融センターを標的に定めたことで、中国に対する米国の「戦略的曖昧さ」の時代は終焉を迎えた