EUトップの訪中にあわせ、横断幕で人権侵害への関心を訴える上海市民たち。歓迎の意を示しつつ、中共の迫害の実態を国際社会に伝えようとした(2025年7月23日、中国・上海、受訪者提供)
強引な土地徴用と長年の迫害 陳情民が欧州連合に訴える「中共の本当の顔」

「家も家族も奪われた」欧州トップ訪中に上海市民が中共の人権侵害を訴え

7月24日に、コスタ欧州理事会議長(EU大統領)とフォンデアライエン欧州委員長が中国を訪問するのを前に、上海市の複数の市民が横断幕を掲げて欧州要人の来訪を歓迎する一方で、中国国内の深刻な人権侵害に注目するよう訴えを行った。

23日、顧国平(こ・こくへい)氏、胡建国(こ・けんこく)氏、劉冬宝(りゅう・とうほう)氏、楊永蘭(よう・えいらん)氏、趙大弟(ちょう・だいてい)氏、崔石櫻子(さい・せきおうし)氏、俞忠歓(よ・ちゅうかん)氏らが集まり、横断幕を掲げた。彼らの多くは、当局による違法な家屋の強制取り壊しに遭い、陳情活動を行ったがために暴行や拘束、収監などの弾圧を受けてきた「陳情民」と呼ばれる人々である。

俞忠歓氏は本紙の取材に対し、「中国政府は、国際人権規約や国連憲章を公然と踏みにじった。我々は20年以上訴え続けているが、被害は解決されず、むしろ迫害は悪化した」と語った。参加者たちは、経済優先の外交の裏で見過ごされてきた中国の人権弾圧に、欧州側が真剣に目を向けるよう願った。

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