元カナダ外交官が警告 「中共との協力を深めるのは悪魔の取引」
最近、複数の中国のアナリストが、米国の関税圧力の下で、カナダは中共との経済・貿易協力を強化すべきだと提案している。しかし、元カナダ外交官のマイケル・コブリグ氏は、「カナダと中国の関係」の緊張の根本的な原因は経済ではなく、両国の価値観や制度における深い隔たりにあると警告している。
コブリグ氏は最近、モンテーニュ研究所が発行する「中国トレンド」誌に寄稿し、一部の中国のアナリストや官僚が「米国の圧力が強まるなか、カナダは中共とより緊密に協力すべきだ」と主張していると指摘した。しかしコブリグ氏は、そのような路線を取れば、カナダは中共への経済的依存に陥り、短期的な利益のために長期的な自立性や批判能力を犠牲にすることとなると述べ、これは「悪魔との取引」と同じだと警告した。
ベテラン時事評論家の盛雪氏は、「中共とカナダの間には価値観の根本的な対立がある。中共は組織的にカナダへ自らの専制的なイデオロギーを輸出しており、カナダの民主制度と主権に対して根本的な脅威となっている。カナダは、同じ過ちを繰り返してはならない」と語っている。
関連記事
JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏は「AIは一部の職を奪うが、働く場そのものを奪うわけではない」と指摘した。必要なのは、批判的思考やコミュニケーション能力などAIには置き換えられない力を身につけることだという
中共が20年以上続けてきた制裁を武器にした外交が、世界で深刻な反発を呼んでいる。短期的には効果があるように見える一方、国際的な不信を招き、各国が協調して対抗する動きを生んでいるとの指摘がある
ベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が変装し軍検問を突破、漁船でカリブ海を渡りノルウェーへ。娘の代理受賞後自ら到着、トランプ政権支援を認め平和賞を国民と米大統領に捧げると述べた
米国の入国審査が、かつてないレベルで厳しくなろうとしている。日本を含むビザ免除国からの旅行者であっても、今後は過去5年分のSNS履歴や家族情報、生体データまで提出が求められる見通しだ。
臓器収奪、弁護士の失踪、信仰への弾圧。各国で開かれた集会やフォーラムでは、中共による組織的迫害が改めて告発され、人道に反する罪の責任を問う声が一段と高まった。