林芳正官房長官 (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

北朝鮮拉致問題担当・内閣官房参与2人が退職 背景に政府方針転換と家族会の反発か

政府は7月31日、北朝鮮による拉致問題を担当していた内閣官房参与の石川正一郎氏、福本茂伸氏の2人が同日付で退職したと発表した。両氏は、拉致被害者の帰国実現や被害者家族の支援・交渉など、長年にわたり政府の要職を務めてきた。

林官房長官は記者会見で「本人から辞任の申し出があった」と説明したが、具体的な理由については明かされていない。福本氏は2025年4月に参与に就任したばかりで、わずか数カ月での退職となった。

産経新聞の報道によれば、最近の動きとして、石破首相が日朝間での連絡事務所設置を提案したことに被害者家族会が反発し、撤回を求める状況があった。家族会との調整役だった両氏が交代となった背景には、政府の方針転換や家族会との摩擦、人事の見直しがある可能性が指摘されている。

▶ 続きを読む
関連記事
高市総理がオーストラリアを訪問し、アルバニージー首相と首脳会談を行った。友好条約50周年の節目に、防衛やエネルギーなど様々な分野での協力を深める。「準同盟国」として次なる50年へ向かう両国の歴史的会談のポイントを解説
高市首相がオーストラリアに到着。今年は日豪友好の大きな節目となる50周年。両国の安全保障や、生活に直結するエネルギー問題について重要な会談が行われる
国連安保理で北朝鮮の核・ミサイル問題を話し合う会合が開かれた。ロシアの反対で国連の監視が難しくなる中、日本は新たな枠組み「多国間制裁監視チーム」で各国と協力し、制裁の抜け穴を防ぐ方針だ
日本から1万4千km離れた資源国・アンゴラ。友好50周年を迎え、茂木外相が現地を訪問。長年の復興支援から、レアアースなどの資源開発を通じた「対等なパートナー」へと進化する両国の最新動向を伝える
茂木外務大臣がアフリカのケニアを出張している最中に、イランのアラグチ外務大臣からわざわざ求められる形で電話会談が行われた