中国・広州(shutterstock)

中国富裕層の悲観論が拡大 経済回復を複雑化

ウォール街のベテランはよく「スマートマネーに従え」と助言する。つまり、賢明であるか、あるいは優れた助言を受けて富を築いた富裕層の動向に従え、と勧めているのだ。

現在、中国におけるいわゆる「スマートマネー」は、自らに対して、そして北京当局に対しても、国家経済に対する楽観的な見方を失いつつあるとの明確な信号を発している。この楽観の喪失こそが、北京が進める経済再生の試みにおいて最大の障害となっているのである。

このような投資家の悲観的心理の存在を裏づける証左は、複数の情報源から考えて明白だ。例えば、中共の国家統計局が公表した最新の入手可能な資料によれば、5月の消費者信頼感指数は88にとどまった。これは、ゼロコロナ政策下のロックダウンや隔離措置によって社会全体が深刻な打撃を受けていた2022年11月の最低水準85を、かろうじて上回る程度にすぎない。

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