トランプ氏の次の一手 重要鉱物の管理と半導体への補助金/ ハーバードに多数の中国人留学生 米国大学を侵食する中国共産党 など|NTD ワールドウォッチ(2025年08月25日)

2025年08月25日のワールドニュースをお伝えします。

・トランプ氏の次の一手 重要鉱物の管理と半導体への補助金

・アップルが中国系元社員を提訴 商業機密盗みOPPOへ

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中国広東省で発生したチクングニア熱が6省に拡大し、最高リスクの感染防止区域に指定された。公式発表は減少傾向を強調する一方、外部では感染拡大や実数の過少公表が疑われている。蚊媒介の感染症で特効薬はなく、多くは軽症だが、当局は強制採血や徹底防疫を実施。専門家は過剰対応や情報不足を指摘し、背後に別の感染症や事実隠蔽の可能性を懸念している。
米労働省が公表した7月のインフレ報告は、CPIが前年同月比3.0%上昇、PPIが0.9%増と予想を上回り、市場に安心感を与えた。トランプ大統領は関税の効果を強調し、消費者負担はないと主張。米中両国は関税引き上げを回避し、90日間の休戦延長に合意した。市場はこれを好感し株価は上昇。一方、専門家は米中の溝が深まり経済デカップリングは避けられないと警告している。
8月18日、ドイツのヴァーデフール外相が訪日し、岩屋毅外相と会談した。会見でヴァーデフール氏は、中共が台湾海峡や南シナ海、東シナ海で一方的に現状を変更し、地域の安全を脅かしていると非難。また、中国がロシアのウクライナ侵攻を支援していると指摘し、国際秩序を損なう行為だと警告した。両外相は、日独が価値を共有する重要なパートナーとして連携を強化し、国際規範の遵守を推進する考えを確認した。
カナダ政府は9月、初の「外国干渉防止担当官」を任命する予定だ。担当官は外国代理人登録制度を運用し、外国勢力に関与する個人や組織に対し対外関係の公開を義務付ける。登録情報は国民に公開され、違反には罰則も科される。背景には中国による選挙干渉問題があり、政府は新制度を通じ民主制度の防衛と透明性強化を図る。