EU 不合格品の八割が中国製 輸入規制報告
欧州連合(EU)は8月29日、2024年の「EU市場参入製品規制管理報告書」を公表した。同報告書によると、2024年にEU税関が受け入れを拒否した製品のうち、82%が中国からの輸入品だった。中国からの不合格品は年々増加しており、2024年は前年の2.3倍、2022年比で2.8倍と大きく伸びた。
報告書によると、2022~24年の3年連続で中国はEUが最も多く受け入れを拒否した製品の供給国となっている。2022年は1万7239件、2023年は2万1004件(前年比約22%増)、2024年は4万8139件と急増し、前年の2.3倍、2022年比で2.8倍の増加となった。特に2024年は、EU全体で拒否された商品のうち中国製品が占める割合が82%に達し、前年の63%、2022年の66%から大幅に上昇した。
アメリカは中国に次ぐ供給国だが、2024年のアメリカ製品の拒否件数は3247件で前年から38%減少した。イギリスも2120件(前年比16%減)と減少傾向にある。中国からの拒否件数はアメリカの約15倍、イギリスの約23倍に上った。
関連記事
欧州連合(EU)の立法府議員らが、権威主義的政権が海外の標的を沈黙させようとする「越境弾圧」への対抗措置強化を訴えた。最新の報告書は、中共政権、ロシアなどを主要な実行国として名指しした一方、数十もの政府が海外の反体制派を追っていると指摘している
英国で、国家安全保障法施行後、中共関連のスパイ活動で初の有罪判決。中共当局のために香港民主活動家らを監視したとして、男2人に禁錮刑が言い渡された
新たなグローバル秩序を目指すモスクワの押し進めにもかかわらず、米国の経済的、軍事的、外交的パワーは、台頭するライバル諸国のそれを依然として大きく上回っている
欧州議会は6月17日、EU域内の不法移民を域外の収容施設に送還することを認める新規則案を可決した。6月1日に加盟国政府などと達した暫定合意を受けた最終採択であり、中道右派と右派会派などの賛成多数で成立した。
EU各国の間で、中国の貿易政策に対し、より強硬な姿勢で臨むべきだとの認識が広がっている。EUの対中貿易赤字は拡大を続けており、過剰生産や市場アクセス、不公正な貿易慣行への懸念が高まっている