2020年2月9日、台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入した中国軍機を監視するために、緊急発進する台湾国軍のF-16戦闘機(左)(台湾国防部)

中国共産党軍が威圧 台湾中線を越える活動が常態化

台湾周辺の緊張は依然として続いている。

中華民国国防部は最近、中国軍が台湾海峡や周辺空域・海域で戦闘機や艦艇を展開し、中線を越える活動を繰り返していると発表し、圧力の強まりを警戒している。

国防部の発表によれば、8月26日午前6時から27日午前6時までの24時間、中国共産党軍(中共)の航空機23機(うち16機が台湾海峡の中線を越えて北部および南西空域に進出)と、艦艇7隻、公務船1隻だった。これに対し、中華民国国軍は厳密な監視と適切な対応を行っている。

▶ 続きを読む
関連記事
浜崎あゆみの上海での公演がキャンセルされた後の行動に称賛が集まっている。中共政府の常軌を逸した日本への外交攻撃に巻き込まれたが、今回のトラブルはかえってチャンスを広げる結果となるかもしれない。
米下院が社会主義体制の弊害を非難する中、中国共産党からの離脱「三退」は4億5500万人を突破。宗教弾圧や権力集中への国際的懸念が強まる一方、中国社会では静かな体制離れが広がっている
中国共産党が世界的な規模で拡張を続ける野心と、それに伴う国際安全保障上の脅威が懸念される中、多くの国々が戦略の見直しを加速させている
中国欧州連合商工会議所(EU商工会議所・中国)が1日に発表した調査で、中国共産党政権による輸出規制が欧州企業の調達戦略に影響を与え、中国依存からの分散を進める動きを促していることがわかった。影響はサプライチェーンや納期、収益にも及んでいるという
白紙運動から3年。米NYの中国総領事館に「独裁ではなく民主を」の巨大映像。封じられた声は消えず、海外で受け継がれていた。