またもや逮捕? 中共元軍事委副主席
最近、元中国共産党政治局委員・中央軍事委員会副主席の范長龍を拘束したとする情報を海外の報道機関が伝えた。この報道が事実であれば、習近平党首が中央軍事委員会主席に就任して以来、范長龍は拘束された4人目の政治局委員兼軍事委員会副主席となる。
この情報が拡散したのは2025年8月26日前後であり、情報筋は范長龍拘束の時期を、前中央軍事委員会委員で軍事工作部主任の苗華や副主席の何衛東の問題が表面化した時期と近いと指摘する。8月27日には、海外の評論家・蔡慎坤氏が「范長龍は今年の夏、中国共産党(中共)高官が北戴河で休暇に入る前に拘束された」とSNSに投稿した。
蔡氏の発言によれば、中央軍紀律委員会の担当者が多数の私服警官とともに范長龍宅を訪れ、警備担当者へ調査令を示したうえで拘束した。范長龍は抵抗せずに調査員に同行した。范長龍は自らの身に何が起きるかを既に察している様子だったという。
関連記事
IMFが中国経済の危機を分析。共産主義の統制が壁となり、国民の消費が進まない歪んだ構造を指摘しています。なぜハイテク投資ばかりで生活が楽にならないのか? 中国が抱える「イデオロギーと経済」の矛盾を解説
ホルムズ海峡の混乱により、世界の注目は紅海の入り口「バブ・エル・マンデブ海峡」へ。ジブチで隣接する米中両軍の基地を比較し、輸送ルートの支配権を巡る現状を解説。米国の圧倒的優位と中国の弱点を解き明かす
米国の軍事行動によりイランが経済的・軍事的に窮地に立つ今、中東から中国・ロシアに至る世界の勢力均衡が変化している。同盟国欧州の非協力的態度を批判しつつ、トランプ政権による戦略的勝利の兆しを論じる
中東は「敵か味方か」だけでは語れない、複雑な利害が絡む場所。2026年、米国が仕掛けた「二重封鎖」という新戦略が、イランや中国の計算をどう狂わせるのか。平和を揺るがす「急所」の正体を分かりやすく解説
ホワイトハウス記者夕食会で起きた暗殺未遂事件は、我々にとっての「清算の瞬間」だったのではないだろうか