上海協力機構サミットと軍事パレードに見える中共の内憂外患/情勢緊迫化!米軍の艦艇8隻がベネズエラに集 など|NTD ワールドウォッチ(2025年09月03日)
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ハーバード大学を中心に、米国の一流大学が中国共産党の影響下にあるとの懸念が強まっている。中共幹部の子弟が入学し、留学生団体が反体制的活動を監視する事例も報告されている。さらに、中国からの資金提供や研究者リクルートを通じた技術流出の危険も指摘されている。トランプ政権は補助金削減や制裁で対応しているものの不十分とされ、今後は留学生ビザ制限が最も効果的との議論も浮上している。
米バンス副大統領は、ロシアがウクライナ和平交渉で初めて重大な譲歩を行ったと表明。領土保全や安全保障問題で柔軟姿勢を示し、停戦実現に向け交渉が進展していると語った。
米国で中国籍のがん研究者・李雲海が、乳がんワクチンに関する未公開研究資料を盗んだ疑いで逮捕・起訴された。彼は米国立衛生研究所や国防総省の資金を受ける研究に従事していたが、退職直後に約90GBのデータを中国に送信し、出国時に当局に摘発された。秘密保持契約に署名していたにもかかわらず権利を主張し、中国の大学との協力や資金提供も判明。今回の事件は米中間の研究協力と機密管理に大きな波紋を広げている。
米連邦捜査局(FBI)は、中国政府に関連するサイバー攻撃集団「ソルト・タイフーン」が米国市民数百万人の個人情報を不正取得したと発表した。同集団は少なくとも6年前から活動し、約200社に侵入。被害は通信大手ベライゾンやAT&T、政府関連機関にまで拡大している。米国は12か国と共同で警告を発表し、無差別かつ大規模な情報収集は通常のスパイ活動を逸脱したものと強調。FBIは各国にセキュリティ強化を呼びかけている。