トランプ氏 輸入大型トラックや医薬品に新関税 最大100%
トランプ米大統領は9月25日、来月1日から大型トラックやキッチン製品、布製家具、特許医薬品に新たな関税を課すと発表した。国家安全保障を理由に、最大100%の関税を導入する方針だ。
アメリカ国外で製造された大型トラックには25%、キッチンキャビネットや洗面台などには50%、ソファなどの布製家具には30%の関税を課す。また、アメリカ国内に製造工場を建設していない企業が製造するブランド薬や特許医薬品には100%の関税を科す。新たな関税は10月1日から発効する。
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルに「アメリカの大型トラックメーカーを不公正な海外競争から守るため、10月1日から世界各地で製造されたすべての大型トラックに25%の関税を課す」と投稿。ピータービルト、ケンワース、フレイトライナー、マックトラックスなどの主要メーカーを「海外からの圧力から保護する」と述べた。
関連記事
トランプ大統領は11月27日、関税政策で得た巨額収入により今後数年で所得税を大幅削減、または完全廃止する可能性を示唆した
トランプ政権は国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づき導入したブラジル産牛肉やコーヒーなどへの40%追加関税を一部撤廃した。
米国と中国の貿易・地政学リスクが高まる中、テスラは米国内生産EVで中国製部品を全面排除へ。GMも同様の動き。
トランプ大統領が提案した2000ドル配当について、財務長官ベセント氏は税制優遇で実現する可能性を示唆した。
トランプ大統領は関税収入による国民への配当小切手を強調し、最高裁が世界的な関税を認める判断を下すことを期待している。