中国最大の航運会社、中遠海運(Cosco Shipping)に属する貨物船が、貨物を積んでカリフォルニア州の港に停泊している。(Mario Tama/Getty Images)

米国 中国資本船に高額港湾料の導入迫る 日本にチャンス?

アメリカが中国関連船舶に対して港湾使用料の徴収を開始するまで、残り1週間となった。トランプ大統領によるこの措置は、中国造船業の支配的地位を弱めることを目的としており、来年には世界の主要海運会社上位10社に対して合計32億ドルの費用負担が発生すると見込まれている。

米格付け会社S&P(スタンダード・アンド・プアーズ)は今週公表した報告書において、港湾使用料の発効日である10月14日が延期される可能性をめぐり、業界が様子見の姿勢を示していると指摘した。その一方で、この不確実性がすでに海運会社に不安を与え、船隊運営戦略に地政学的リスクを加えていると述べた。

トランプ政権は、中国企業が建造・所有・運航する船舶に対する料金徴収がアメリカ造船業の再興資金の確保に寄与すると説明している。アメリカ議会では、この長期的資金の運用方針を定める法案が審議中であり、与野党双方から強い支持を受けている。

▶ 続きを読む
関連記事
Googleは米裁判所命令で中国Ipideaの住宅プロキシ網を無効化。900万台超のデバイス影響。中露などハッカーが悪用、SDK経由でアプリに潜入。Google Play Protect強化で消費者警戒呼びかけ
米BlazeTV司会者サラ・ゴンザレス氏がテキサスでH-1Bビザ悪用企業を調査。自宅登記企業に社員不在、狭室に椅子1脚のみ。移民局データで承認ビザ多数も、現地は空虚
米下院外交委員会が42対2で「AI監督法案」を可決。先端AIチップの中国輸出に武器並みの議会監督を義務化。トランプ政権の規制緩和に反発し、エヌビディアのブラックウェルチップ販売を2年禁止へ。上院でも審議進む
ダボス会議でトランプ米大統領、グリーンランド購入に巨額投資の意向。武力否定し「安全保障の代償が大きい」と強調。NATOルッテ事務総長と会談、レアアース非目的を説明。デンマークは売却拒否も、米管理下で「より安全」と主張
関税無効の判決は経済的混乱を招くと政権高官らが警告している。