「未来の支配」をめぐる米中AI競争が激しくなる(画像:大紀元作成)

米テック大手が生産拠点を中国から移転 米中技術デカップリング加速

マイクロソフト、アマゾン、グーグルはサーバーや製品の生産ラインを中国から海外へ移す動きを加速させており、エヌビディアは中国のハイエンドAIチップ市場での販売がほぼゼロに近づいている。業界関係者は「中国企業がこれまで掲げてきた、いわゆる『カーブで追い越す(彎道超車)』ようなショートカット型の追い越し戦略は、もはや通用しなくなってきた。世界のテクノロジー製造業は抜本的な再編局面に入っており、中米のサプライチェーン分断は長期的に見て不可逆的だ」と指摘している。

日経アジアやロイター通信の報道によれば、マイクロソフトは主要サプライヤーに対し、中国以外でSurfaceノートPCやサーバーのファウンドリ委託生産ラインを構築するよう求めており、移転完了は2026年を見込んでいる。アマゾンAWSもAIサーバー部品の海外調達を進め、中国のPCBサプライヤーとの関係を見直している。グーグルもタイとベトナムでのサーバー組立能力の拡大をパートナー企業に求めている。

この動きに関わる台湾の電子受託製造企業の幹部は「顧客のリスク分散ニーズはこれまでになく高まっている。どの主要プロジェクトでも第2の生産拠点が必須で、政策変更が起きたときにはすぐに移せる体制が求められている」と話す。

▶ 続きを読む
関連記事
習近平が米首都ワシントンに到着。習が滞在するホテル周辺には抗議者が集結し、「共産党は退陣せよ」「習近平は退陣せよ」と訴えた。ホテル周辺は厳戒態勢となった
トランプ米大統領が、習近平を異例の歓迎。米中首脳会談では台湾、レアアース、軍備増強、イラン支援など、両国の核心問題が議題となる見込みだ。
トランプ米大統領は22日夜、国連総会に合わせ、ベネズエラのデルシー・ロドリゲス暫定大統領と初めて対面で会談した。1月に米軍が当時のマドゥロ大統領を拘束して以降、両氏が会談するのは初めて
イタリアからインドネシアへの空母譲渡を機に激変する東南アジアの安全保障を解説。中国の海洋進出に対抗するドローン空母構想や南シナ海・太平洋を巡る米中綱引きの最前線に迫ります
イランのペゼシュキアン大統領は23日、国連総会で演説し、米国がイランを威圧していると非難する一方、イランを「テロの被害者」と位置付けた。米政府は、イランは自国民や米国人を殺害し、中東諸国に暴力を加えてきた「邪悪な国家」だと反論した。