EUが資源循環計画を発表 中国のレアアース輸出規制に対抗
EU委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は10月25日、中国共産党(中共)によるレアアースの輸出制限の拡大を厳しく批判した。ライエン委員長は、EUは中国への重要原材料の依存を減らすため「資源循環計画」を策定中であると明かした。
ヨーロッパ委員会委員長 ウルズラ・フォン・デア・ライエン氏
「私たちは現在、新たな『EU資源循環計画』を立案している。計画では、過去の再生エネルギー政策をモデルとしている。プーチン氏がヨーロッパ向けのロシア産化石燃料の供給を停止した際、再生エネルギー政策によって、私たちはエネルギー危機を乗り越えることができた」
ライエン委員長は25日、中共のレアアース輸出制限への対応策として、EUは「資源循環計画」を打ち出す方針を表明した。目的は、ヨーロッパの産業が短期・中期・長期のいずれにおいても重要原材料を安定して確保できるよう、代替供給源の確立を目指すことだ。計画には、ヨーロッパ市場で販売される製品に含まれる重要原材料のリサイクルを強化する施策も盛り込まれる。
関連記事
JPモルガンCEOジェイミー・ダイモン氏は「AIは一部の職を奪うが、働く場そのものを奪うわけではない」と指摘した。必要なのは、批判的思考やコミュニケーション能力などAIには置き換えられない力を身につけることだという
中共が20年以上続けてきた制裁を武器にした外交が、世界で深刻な反発を呼んでいる。短期的には効果があるように見える一方、国際的な不信を招き、各国が協調して対抗する動きを生んでいるとの指摘がある
ベネズエラ野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が変装し軍検問を突破、漁船でカリブ海を渡りノルウェーへ。娘の代理受賞後自ら到着、トランプ政権支援を認め平和賞を国民と米大統領に捧げると述べた
米国の入国審査が、かつてないレベルで厳しくなろうとしている。日本を含むビザ免除国からの旅行者であっても、今後は過去5年分のSNS履歴や家族情報、生体データまで提出が求められる見通しだ。
臓器収奪、弁護士の失踪、信仰への弾圧。各国で開かれた集会やフォーラムでは、中共による組織的迫害が改めて告発され、人道に反する罪の責任を問う声が一段と高まった。