トランプ大統領(GettyImages)

トランプ氏 BBC提訴へ 損害賠償「最大50億ドル」の衝撃

アメリカのトランプ大統領は11月14日、イギリス放送協会(BBC)を今週中にも提訴し、損害賠償を求める可能性があると記者団に語った。訴訟の理由は、BBCが2021年1月6日のトランプ氏の演説内容を改ざんした疑いがあるためだ。同日、BBCはトランプ氏に対し公開謝罪を行ったが、賠償金の支払いには応じない姿勢を示した。

14日夕方、トランプ大統領はホワイトハウスからフロリダ州のマール・ア・ラーゴ邸に戻る前に記者の質問に答えた。

トランプ大統領は「BBCは詐欺を働いた。私の発言を改ざんしたのだ。これはCBSのカマラ・ハリス副大統領のインタビュー番組での誤報よりもはるかに悪質だ」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米国の新国家安全保障戦略は、広範な国際関与を見直し、選択的な関与へ転換する方針を示した。国内の強靭化と地域的優位の確保を優先課題に据えた点が特徴だ
2025年のアメリカ合衆国国家安全保障戦略は、「アメリカ・ファースト(America First)」を政策の動機とする実用主義に基づき、アメリカの中核的な国益の保護に焦点を当てた指針となった。この新しい指針は、存立危機に対する国会の質疑で日中関係が緊迫する中、日米安全保障にどのような影響を与えるのだろうか
米政府監査院(GAO)の分析で、オバマケア補助金に社会保障番号の不正利用や死亡者の名義悪用が多数確認され、数十億ドル規模の損失が生じている可能性が明らかになった
未成年を脅迫し深刻な搾取を行う「764」ネットワークがアメリカで急拡大している。FBIと司法省は解体に向けて捜査を強化。被害実態や背景、家庭で求められる防衛策をまとめた
FBIのパテル長官が、児童救出、スパイ網摘発、殺人率の大幅低下など就任後10か月の成果を語った。フェンタニル密輸やアンティファ資金、焼却予定の機密文書発見など最新状況も明らかに