中共軍がロケット弾27発発射 台湾海峡周辺に着弾 事故の発生なし
中国共産党軍は台湾周辺で大規模軍事演習「正義使命-2025」を実施し、30日、台湾海峡周辺海域に向けてロケット弾27発を発射した。頼清徳(らいせいとく)総統は同日、中国が近ごろ軍事的圧力を頻繁に強めているとし「責任ある大国の行為では決してない」とコメントした。
台湾の海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)は同日、中国側が設定した2か所の航行禁止区域内に着弾したことを確認。人的・物的被害は発生していないと発表した。中央通訊社の他、時事通信のほか複数メディアが報じた。
中国軍東部戦区は29日に演習開始を発表し、30日午前8時から午後6時まで、台湾を完全包囲する5つの海空域で実弾射撃演習を実施した。台湾国防部の発表によれば、29日午後3時までに中国軍機89機を確認し、うち67機が台湾が定める警戒区域の「応変区域」に進入。中国艦艇14隻が台湾周辺に展開し、海警船14隻も配置された。
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中共軍東部戦区は29日、台湾海峡周辺で実弾射撃を伴う軍事演習を実施した。これに対し、台湾総統府は「台湾海峡とインド太平洋地域で保たれてきた安全と安定の現状を力ずくで破壊するものだ」として強く反発