秋から冬にかけて空気が乾燥してくると、私たちはよく「パチッ」と放電する瞬間に遭遇します。この軽い刺激のような痛みは、意外と厄介なものです。
健康番組「健康1+1」の司会者JOJOさんによると、静電気が頻繁に起こる場合、それは体からのSOSである可能性があるといいます。では、静電気はどのように発生し、どのように防げばよいのでしょうか。JOJOさんは番組の中で詳しく解説しています。
乾燥する季節は静電気が起きやすい 体も警告を発している
すべての物質は電気を帯びており、プラスとマイナスの電荷を同量持っています。異なる物質が接触したり、こすれ合ったりすると、マイナスの電子が移動し、静電気が発生します。秋冬に静電気が起こりやすくなる理由について、JOJOさんは「単に空気が乾燥しているだけでなく、体の健康状態が関係している可能性もあります」と指摘します。
以下は、静電気が体から発せられている可能性のある6つの警告サインです
- 酸素不足:頭がボーッとしやすい人は、慢性的に酸素が不足している可能性があります。緊張やストレスの多い状態が長く続くと、交感神経が過剰に働き、筋肉が常に緊張した状態になります。その結果、酸素の消費量が増え、血圧が上昇し、慢性疾患のリスクが高まることがあります。
- 肌の乾燥:肌が敏感になり、角質層が傷つくと、かゆみやチクチクした痛み、赤み、ほてりなどの症状が現れることがあります。
- 糖尿病:糖尿病のある人は免疫力が低下しやすく、細菌感染を起こしやすい傾向があります。尿道炎や肺炎などの感染症に加え、心血管疾患、腎臓病、認知症などの合併症を招くリスクも高まるとされています。
- 水分不足:体内の水分が不足すると代謝が低下し、便秘や低血圧、尿路結石を引き起こすことがあります。さらに、状態が続くと腎臓に深刻な負担をかける場合もあります。
- 急性胃腸炎:症状が重い場合、激しい嘔吐や下痢によって大量の水分が失われます。その結果、電解質のバランスが崩れたり、脱水症状が起こったりします。
- 大きな火傷や熱傷:皮膚の防御機能が失われるため、細菌感染や脱水が起こりやすくなります。場合によっては、受傷後72時間以内に敗血症を引き起こし、命に関わることもあります。
静電気を防ぐ5つの方法 ― ポイントは「水分補給」と「綿素材の服」
体が酸素不足や水分不足の状態にあると、体内にプラスの電荷が過剰にたまり、静電気が起こりやすくなると考えられています。そのため、保湿と十分な水分補給がとても重要です。JOJOさんは、次の5つの方法で体の水分不足を改善できると話しています。
- 水分の多い野菜や果物を食べる:梨、スイカ、冬瓜、ヘチマ、キュウリなどは水分が豊富で、ビタミンCも多く含まれており、肌の修復を助けます。
- 十分な水を飲む:1日の目安となる水分量は「体重1kgあたり約30cc」です。一度に大量に飲むのではなく、少量ずつこまめに摂ることがポイントです。また、適度に塩分を補うことで電解質のバランスを保ち、低ナトリウム血症を防ぎます。
- 利尿作用の強い食品を摂りすぎない:濃いお茶やコーヒー、カリウムを多く含む食品(例:バナナ、キウイ、サツマイモの葉、ホウレンソウなど)は控えめにしましょう。
- 室内の湿度を上げる:乾燥が強い場合は、加湿器を使ったり、水をまいたりして室内の湿度を保ちましょう。保湿クリームなどのスキンケア用品を使用するのも一つの方法です。
- 綿素材の服を着る:静電気の多くは衣服同士の摩擦によって発生します。特にナイロンやポリエステルなどの化学繊維は静電気が起こりやすいため、吸湿性の高い綿素材の衣服を選ぶことで、静電気の発生を抑えることができます。
(翻訳編集 井田千景)
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