張又侠失脚のさらなる内幕 百人に伏撃
中国共産党中央軍事委員会副主席の張又侠と、連合参謀部参謀長の劉振立が1月24日に失脚したとの公式発表があり、衝撃が広がっている。多くの専門家は、これを習近平が発動した一種の準軍事クーデターであると分析している。
1月24日、中国国防部は突如として、中央軍事委員会副主席の張又侠と統合参謀部参謀長の劉振立が「重大な規律違反および法律違反の疑い」があるとし、党中央の検討を経て、両氏に対する立案・審査調査を決定したと発表した。
張又侠は、何衛東に続き、ここ30数年で在任中に調査対象となった2人目の軍事委副主席である。しかも、今回の事件は何衛東の時よりも衝撃が大きい。なぜなら、張又侠は軍内での序列が何よりも上位であるだけでなく、何衛東が1期のみの務めであったのに対し、張は2期にわたり副主席を務めていたからだ。
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元中共幹部が入手した内部情報によると、張又俠が拘束された後、習近平は、張の旧部下が部隊を率いて北京に進軍し反発する事態を強く警戒しており、状況次第では大規模な離反が発生する可能性もあるという
中国共産党軍ナンバー2の張又侠が失脚、習近平が主導する事実上の政変との分析が相次ぐ。拘束の迅速な公表は軍内反発防止の狙いとされ、党内の反習近平派勢力への牽制と権力掌握が背景にある
民主活動家の盛雪氏が関係筋から聞いた話として、張又侠らが失脚した原因について、習近平の身柄拘束計画が事前に漏洩したためだと指摘。現場では、銃撃戦が行われたという。
太子党出身かつ紅二代で、また軍内部での強い影響力を持つ張又俠の失脚で、中南海に激震が走ったとみられる。専門家は、現在の軍内部の心理状態について「少将、中将、上将を問わず、多くがいつ自分が粛清されるかと強く警戒している状態だ」と指摘する