欧米は北極圏の安全保障で結束すべき デンマーク首相が言明
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は1月28日、北極圏の安全保障に対する懸念を共有する欧州と米国は結束を維持しなければならないと述べた。
フレデリクセン氏は、グリーンランドのイェンス=フレデリック・ニールセン首相と共にパリ政治学院での会合に登壇し、「我々が80年間守り続けてきた既存の世界秩序は終わりを迎え、それが戻ることはないだろう」と語った。「もしロシアによるウクライナでの勝利を許せば、彼らは侵攻を続けるだろう。米国と欧州にとっての最善の道は、団結し続けることだ」
フレデリクセン氏とニールセン氏は同日、フランスのパリ8区のエリゼ宮でフランスのマクロン大統領と会談する予定である。トランプ米大統領がデンマーク領である北極圏の島(グリーンランド)の買収を推進する中、両首脳は欧州の同盟国からの支持を固めようとしている。
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