張又俠失脚 軍の末端で命令が回らず=関係者
張又俠と劉振立が失脚したとの情報が、軍内部で波紋を広げ続けている。複数の軍関係者によると、両者の失脚後、軍内では不満や反発の感情が拡散し、中央軍事委員会が下した複数の命令が抵抗を受けているという。
1月29日時点で、張又俠と劉振立の失脚から5日以上が経過しているが、中国共産党(中共)軍として公式に支持を表明する動きは依然として見られない。過去に軍事委員会副主席だった徐才厚や郭伯雄が失脚した際には、翌日には全軍が相次いで「中央の決定を支持する」との立場を表明しており、今回の沈黙は異例だ。
中共軍に近い複数の関係者によると、張又俠と劉振立が調査対象となった後、将兵の間では、具体的な証拠が一切公表されないまま両者を拘束・審査するのは政治的粛清ではないかとの疑念がひそかに広がっているという。こうした見方は、最高指導部の意思決定に対する信頼を大きく揺るがし、複数の戦区で強い不満を引き起こしているとされる。
関連記事
張又俠が習近平に宛てて書いたとされる秘密書簡が、ネット上で急速に拡散。書簡の内容は体制内部の実情と一致しているものの、必ずしも張又俠本人が書いたとは限らず、中共内部の権力闘争が激化した中で生まれたものと見る向きが強い
張又俠が拘束された後、情報筋が海外メディアに対し、張名義とされる書簡を公開したと伝えられる。一部の評論家は、張の拘束は習近平にとって結果的に不利に働く可能性があると指摘している
中国国防部が軍重鎮・張又俠らの失脚を発表。習近平との凄惨な権力闘争が白日の下にさらされた。100年に及ぶ党の「闘争哲学」がもたらす自壊の歴史を紐解き、独裁体制の限界と中国が歩むべき真の道筋を鋭く分析
張又俠氏の失脚を巡り、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは米国への核兵器関連機密の漏えい疑惑を報じた。中共国防部はこれに対し、定例記者会見で公式情報を基準にすべきだと述べ、報道内容の真偽について明確な説明を避けた