張又俠拘束で所在不明続く 何衛東死因に新説浮上
中国共産党(中共)軍のナンバー2とされる中央軍事委員会副主席の張又俠が突然拘束されたと伝えられ、現在も所在は不明のままだ。一方、軍ナンバー3で同じく中央軍事委員会副主席を務めていた何衛東の死因について、新たな説が再び浮上している。これらの動きは、中共上層部における内部闘争が、極めて苛烈な様相を呈していることを示している。
張又俠の拘束をいち早く伝えた中日政経評論家の魯社長は、1月31日、Xの情報筋の話として、「元中共中央政治局委員で、中央軍事委員会副主席の何衛東は自殺した」と伝えた。
これについて、独立系の時事評論家・蔡慎坤氏は、「何衛東の自殺説については、昨年だけでも少なくとも5回は番組で取り上げてきたが、死に至るほどではないのではないかという疑問も多かった。しかし習近平の下では、不可能なことは何もない。ただ、どのようにして亡くなったのかは、永遠に謎のままだろう。皮肉なことに、昨年の四中全会前には、何衛東に党籍および軍籍の除名処分まで出されている」と述べた。
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