2025年3月、張又俠は中国共産党の全国人民代表大会に出席した。(Kevin Frayer/Getty Images)

袁紅冰氏暴露 張又侠が習近平軍権に挑戦し失脚 内幕と中共軍大粛清の真相

袁紅冰氏が暴露! 中国共産党(中共)軍ナンバー2・張又侠が習近平の軍権に挑戦し失脚の内幕。東南派・西北派の激闘、推薦名簿提出と「夫妻店」批判の全貌。2か月密謀の逮捕作戦で習が勝利か? 中共軍大粛清の真相を解説。

中共軍の「ナンバー2」であり、中共中央軍事委員会副主席の張又侠が官報で失脚を公表された衝撃は今も広がっており、現在もさまざまな噂が飛び交っている。オーストラリアに亡命した元北京大学法学者の袁紅冰氏は、公式発表から読み取れる張又侠事件の真の内幕は、外部で語られている「汚職粛清」や「個別の規律違反」ではなく、習近平個人の独裁体制の核心、すなわち軍権と高級将校の任命権に直接挑戦したのであると指摘した。

中国国防部は1月24日、張又侠と中央軍委連合参謀部参謀長の劉振立が「重大な規律違反と違法行為」に関与したとして取調べ中であると発表した。これは1971年の中共の林彪事件以来、最も高位の中共将官の失脚となる。関連ニュースが明るみに出ると国際的にも大きな反響を呼び、張又侠がアメリカに中共の核兵器計画を漏洩したとの説や、前国防部長・李尚福を賄賂で昇進させたとの説まで流れたが、その真偽は外部からも強く疑問視されている。

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張又俠の失脚は、単なる高官粛清にとどまらず、共産独裁体制が内包する本質的な恐怖を浮き彫りにしている。軍を握る者ほど危険視され、忠誠を誓うほど疑われる。この逆説こそが、共産体制における粛清の連鎖を生み続けてきた
中国共産党軍の有力幹部で、中央軍事委員会副主席を務めていた張又俠が拘束されたと伝えられて以降、その所在はいまも明らかになっていない。こうした中、同じく失脚した何衛東の死亡をめぐり、新たな説が相次いで浮上しており、中国共産党上層部で進む軍内粛清の実態に改めて注目が集まっている
中国共産党軍の最高幹部が相次いで失脚という「大粛清」の波が国内外に衝撃を与えている。習近平の盟友・張又侠らの排除は何を意味するのか。海外メディアや専門家が、軍内部の深刻な後遺症を分析する
習近平による張又侠らの軍事粛清に対し、トランプ大統領は「中国のボスは習氏一人」と述べた。軍の連絡窓口喪失による不安定化や、習がイエスマンに囲まれることで台湾情勢の誤算を招くリスクが懸念される