静岡県清水港で停泊する地球深部探査船「ちきゅう」(Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

日本 深海6千mで稀土類採取に成功 中国「レアアース・カード」はカウントダウンへ

日本政府は2月2日(月)、太平洋の南鳥島沖、水深約6千メートルの深海において、レアアース(希土類)を含む泥の採取に成功したと発表した。これほどの深海からレアアースの試料を採取したのは世界初の快挙であり、中国によるレアアース独占体制を揺るがす画期的な出来事と見なされている。

日本政府の発表によると、地球深部探査船「ちきゅう」が南鳥島近海の水深6千メートルから、レアアースを含む堆積物を採取した。日本側は、この深度でのレアアース抽出試験は世界初の事例であるとしている。

佐藤啓内閣府大臣政務官は、今後、正確な含有量を含めた試料の分析を進めると述べた。また、今回の成果は経済安全保障および総合的な海洋開発の観点から「意義深い」と強調した。

台湾の国防安全研究院で副研究員を務める謝沛学氏は、次のように分析する。「これは工学上の金字塔だ。特に6千メートルという極限の水圧と複雑な潮流にさらされる環境下での成功は、日本の深海資源開発技術が世界最先端であることを証明した。この採掘システムの実現可能性を検証しただけでなく、日本の資源ポテンシャルという事実を裏付けたと言える」

▶ 続きを読む
関連記事
米英など5か国の情報機関で構成されるファイブアイズ関連組織は、フロンティアAIモデルが数か月以内に政府や企業のサイバー防御を突破する恐れがあると警告
トランプ大統領は、米AI大手アンソロピックを国家安全保障上の脅威とみなす見解を撤回した
宇宙の膨張速度は本当に減速しているのか?ノーベル賞受賞者らのチームが「加速膨張」を再確認、反論研究を退ける
ヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏は「富」と「貨幣」の違いを指摘し、米中間選挙後がAIバブル崩壊重要な節目になるとの見方を示した
日本の脳梗塞研究が『Nature』に掲載され、脳の修復と制約のメカニズムが話題だ。一見矛盾するこの働きは、二千年以上前に『黄帝内経』が説いた「陰陽五行・生剋制化」の法則と一致する。人体の神秘に迫る