「火の馬の年」に異変 中国各地で山火事
2026年は中国の干支で、丙午(ひのえうま)の年、27年は丁未(ひのとひつじ)の年に当たる。丙午(ひのえうま)は「火の馬」、丁未(ひのとひつじ)は「火の羊」に当たり、火の気が非常に強い年とされる。このため古くから、大きな変動や災厄が起きやすいとの見方があり、この2年間は60年に一度巡る「赤馬紅羊劫(災厄の年)」と呼ばれる。
旧正月5日にあたる2月21日、中国北部では強風や砂嵐に見舞われ、各地で山火事が相次ぎ、火勢は急速に拡大した。中央気象台は同日、強風や砂嵐、大雪、寒波に関する複数の気象警報を相次いで発表した。北方の広い地域で砂嵐が発生し、砂塵は長江流域まで南下して中国のほぼ半分を覆った。北京では空が黄ばんだ状態となり、粒子状物質(PM10)は重度の汚染レベルに達した。砂塵の影響で太陽が青く見える「青い太陽」と呼ばれる現象も観測した。
21日午後、河北省石家荘市元氏県の蟠龍湖や封龍山、井陘県一帯で大規模な山火事が発生し、火勢は急拡大した。投稿された映像では、複数の山が炎に包まれ、濃い煙が空を赤く染めている様子が映っている。
同日、石家荘市は強風のオレンジ警報を発令し、最大瞬間風速は中国の基準で8〜10級の非常に強い風となった。強風の影響で火の勢いは急速に強まった。2月22日未明の時点でも消火活動が続いており、焼失面積や原因は明らかにされていない。
また同日午後、山西省忻州市の五台山景勝地でも火災が発生した。発生地点は台懐鎮楊柏峪村で、五台山中心部から約2キロの場所。現地当局は、当時は風が強かったが火勢はすでに抑えられており、原因は調査中としている。
さらに山東省威海市栄成市では、西霞口神雕山野生動物園向かいの山林でも火災が発生し、強風の影響で一時延焼した。地元当局は22日に、火はすでに鎮火し、人的被害は確認していないと述べた。